超新星爆発の予兆を観測
ベテルギウスを、主系列星としたのは1000万年前である。
質量の大きな恒星ほど核融合反応が激しく進行するため短命である。
ベテルギウスの質量は、
太陽の約20倍、
脈動変光するほど赤色超巨星で不安定なことから、地球周辺でII型超新星爆発を起こす赤色超巨星とされている。
15年前の測定時と比べて15%も小さく加速収縮していることがわかった、星から直径の二、三倍離れた距離にある分子層を中赤外線で観測した結果であり、近赤外線による星本体の観測では変化は見られなかった2010年1月のNASAの観測では、ベテルギウスが変形している事が示された。ガスが恒星表面から流出し表面温度が不均一になるなど、星自体が不安定な状態にあるその形状は球形ではなく、大きな瘤状形状であるとされ、
2019年12月、ビラノバ大学の観測から、10月時点に比べて明るさが半分になり、全天で最も明るい星の21位にまで下がった、2020年2月14日、ヨーロッパ南天天文台は、チリ・パラナル天文台の超大型望遠鏡 (VLT) による撮像を公開、系外惑星探索機器SPHERE による画像では、2019年1月から12月にベテルギウスの明るさと形状が大きく変化
中間赤外線撮像分光装置VISIR の画像では、ベテルギウスから放出されるダストプルームが見られた、
ベテルギウスの巨大な対流セルが移動、収縮、膨張したことで起こる表面温度の低下、または地球方向へのダストの放出ではないかとされている。
超新星爆発の地球への影響の予測
ベテルギウスが超新星爆発をする際には地球にも何らかの影響を及ぼすであろうと言われていた。
ガンマ線により、オゾン層が傷つき穴が空くか消滅し、地球および生命体へ有害な宇宙線が多量に降り注ぐとされている
しかし近年の研究により、超新星爆発の際のガンマ線放出については、恒星の自転軸から2°の範囲で指向性があることがわかっている。
NASAのハッブル宇宙望遠鏡でベテルギウスの自転が観測され、その結果ベテルギウスの自転軸は地球から20°ずれており、ガンマ線バーストが直撃する心配は無いとされ
超新星爆発時のかなり大きな質量変動とそれに伴う自転軸の変化が予想できないこと、ガンマ線放出指向性の理論的・実験的な根拠がはっきりしないことから、
直撃の可能性について確実なことは知られていない。
超新星爆発した際の明るさについては、SN 1054と同規模の爆発と仮定すると、地球からベテルギウスまでの距離は、かに星雲までの距離のほぼ1⁄10であるため明るさは100倍程度と概算
SN 1054は-6等級以上の明るさだったと推定されるので、100倍だと-11等級を超える明るさとなる。これは半月よりも明るく、数日間は昼でも小さい点として輝いて見え
4か月ほど明るさを維持したまま青白色から赤色へ色が変化急速に減光
4年後には肉眼では見えなくなる
爆発後はブラックホールにはならず、中性子星となる。
オリオンは、肩をなくすことになるから、棍棒は片手で振り
狩人として、名をさらに馳せることとなるかも知れない、
サソリは、どのように反応するか。
遠く前からあつてこの後も遠くあるであろうことを
考えることは、今を時間の線上でどうあるべきか思案すること
行動すべきことを示唆している。