消毒用アルコールが不足している、厚生労働省医政局は3月23日、日本医師会に対して「手指消毒用エタノールの供給が不足していることから、医療機関等において、やむを得ない場合に限り、高濃度エタノール製品を手指消毒用エタノールの代替として用いることは差し支えない」と案内している
消毒用アルコールと同じ度数の、酒類。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の広がりに伴う消毒用エタノール不足を補うため、高濃度アルコールの製造に乗り出す酒造会社が相次いでいる。
3月中旬に65度の「メイリの65%」を発売した明利酒類。
4月9日に菊水酒造が77度の「アルコール77」を発売。
4社が販売に向けて動き出している。
先陣は、茨城県水戸市にある明利酒類の「メイリの65%」価格は360mlのビン1本あたり1000円税別、オンラインショップで3本以上のセットで販売。
高知県安芸市の菊水酒造は、醸造アルコールに水とレモン香料を加えた「アルコール77」を発売した。価格は500mlで1本1200円。4月10日に出荷を始めSNSなどで同社Webサイトはアクセス集中で閲覧できない状態になっている
笹の川酒造「SPIRITS66」
福島県郡山市の笹の川酒造は4月7日、75度のアルコール製品「SPIRITS75」を出荷
しかし、4月10日に消防法等の観点から仕様変更、飲料用のお酒でも高濃度アルコールの場合は危険物(第四類アルコール類)に該当する場合がある。そこでアルコール度数を75度から66度へと下げ、容器も変え(容量は480mlから500mlへ変更)、商品名も「SPIRITS66」に変更、
安全な製造、貯蔵、保管、輸送などの安全強化を重要視
●若鶴酒造「砺波野スピリット77%」
富山県砺波市の若鶴酒造は4月6日、高濃度エタノール製品「砺波野(となみの)スピリット77%」の製造を開始し4月13日の出荷準備。容量300mlで880円。
砺波野スピリット77%の原材料は、サトウキビ原料の醸造アルコールと水、グリセリンなど。
グリセリンは油脂を加水分解して作られる無色透明の液体で、甘味料や保存料に使われる食品添加物。手指消毒用のアルコールでも保湿剤として使われることがある。
当初は毎週約1000本を製造する計画で、北陸の医療機関へ優先とし、売り上げの一部は新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた取り組みに寄付する。
これらの製品はお酒に分類され、「消毒や除菌を目的に製造されたものではありません」という注意書きが必ずある。しかし同時に、消毒に使う高濃度エタノール製品(65〜80%)としての条件も満たしている。
食品用のアルコールの確保も時間が、
要するようになっている現状
多くの知恵が、必要なときです。
弊社も、アルコール事業法にあたる許可使用者に認可されておれます。