蒸し器が、無い
茶碗蒸しわを
つくるのは、
沈まないお椀をイメージして
沈まないように鍋の水量と
お椀に入っている茶碗蒸しの具と卵液
お椀の液料と鍋の水量の大差を
舟の吃水線のように
浮かべる
揺れ波立つ水面に浮かぶ舟の
ことを考えた
鍋の中の茶碗蒸しは、
ガスの炎の勢いと
蓋にラップをまかれたことで
恐ろしく荒れ狂う波間に漂う舟の
状態であると想像できます
しかし、吃水線があることで
転覆は避けられ
炎の低気圧も、私の火加減で抑えられ浸水や転覆は、避けられて無事
生還することができ
食する方の元へたどり着いたのでした。