当社が解決、取り組んできた事例

OUR WORKS

重油を乳化し、環境対策に貢献できるように取り組みました

重油を乳化し、環境対策に貢献できるように取り組みました

10年ほど前、当時の民主党政権下の環境政策であったCO2 25%削減はマニフェストにも明記されていたものであり、より環境対策への気運が高まっていた時期でした。

そんな中、燃料エネルギーとして多方面で使われている重油を乳化して環境への配慮、燃料コストの削減が図れないかとの話が持ち上がりました。重油6割、水4割にて乳化し重油燃焼時に排出される窒素酸化物や硫黄酸化物を抑制し、CO2の排出抑制、燃料コスト削減を目標に開発をスタートさせました。乳化を安定させるには粘度を上 げるのが一番ですが、バーナーやボイラーなど、機械的に燃料を噴射するためには重油と同程度の流動性が必要であり、乳化剤の選定にも頭を悩ませました。

様々なテスト、試作を重ね、機械的に噴射、スムーズな着火、厳寒期での着火、安定的な燃焼など全てクリアしましたが、環境への配慮より、現実的な低コスト供給の話が多く、時代が追い付いてきていないと実感し、ペンディングとしました。

しかし燃焼可能な6対4のエマルジョン燃料の製造ノウハウは確立しており、今後このようなエマルジョン燃料を効率良く燃焼させる専用のハードが登場すれば、この技術も日の目を見ることができるでしょう。

いろいろなお困りごとは、お気軽に当社にご相談ください。

お問い合わせはこちら

事例一覧