乳化調味料というジャンルを確立しました
かつて乳化というものは電解質成分である塩分、アルコールなどを含むと乳化が安定しない、油脂分40%以上は全く不安定となり製造は不可能とされていました。
通常、油脂分20%以下で極度の粘度を確保しなければ不安定となり、製造放冷後、再度加温により分離現象を起こすとされていました。しかし当社は油脂分50%以上含有で加温しても極めて安定、白しょうゆをベースとした塩味、各種エキスを含み、抜群な流動性と粘性に富んだ絶妙な味覚と風味を持つエマルジョンを完成させました(当社製品ドリームテイストDDの誕生 40年以上前。)これは当時まだなかった乳化調味料というジャンルを確立したのであります。
米菓の食用油脂製品を通常サラダ製品という名称で扱いますが、生産手段は食用油にてフライするか、スプレーコーティングするかによって油脂の塗布を行い、その後粉末調味料、塩などがかけられ、製品が出来上がります。しかし当社のエマルジョンの登場により油脂の塗布と調味が一工程で可能であり、また乳化作用によって油脂の抗酸化性も高まり、当時の業界に新風とセンセーショナルを巻き起こしました。